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カメラ初心者さん必見!
ISO感度っていったい何?

ISO感度っていったい何?

一眼レフを使いこなすためには、
ISO感度の知識をしっかり押さえておきましょう。

スマホで写真を撮っていたときは、
まったく気にしなくてよかったポイントだと思います。

絞り(f値)やシャッタースピードのように、
ISO感度をオートに設定することもできます。

ですが、
ISO感度の知識をきちんと身につけて
シーンに合わせた写真を撮れるようになると
ますます写真&カメラが楽しくなります。

できるだけわかりやすくISO感度について解説していきます。

ISO感度

まず、なんて読むの?

私は「イソ感度」と呼んでいます。
私が以前勤めていた職場の他のカメラマンも
イソ感度」と呼んでいました。
調べてみると、
上記の「イソ」でも「アイエスオー」でも
「アイソ」でも間違いではないのでご安心ください。

ちなみにISO(International Organization for Standardization)は
国際標準化機構のことです。
製造業のお仕事をしている方は、
「ISO9001(品質マネジメントシステム)」は身近なものだと思います。

ISO感度っていったい何?

「撮像素子がどのくらい光に反応しやすいか」を表したもの

デジタルカメラの撮像素子が、
どのくらい光に反応しやすいかを示した感度のことを言います。
(フィルムカメラの場合は、
フィルムが光に対する反応しやすさを示した感度のことを言います)

基本的には、ISO100~200の低感度は
高画質の写真を撮るときに向いています。
手ブレを防ぎたいときや動きのあるものを
止めて撮影したいときはISO感度を上げて撮る場合があります。

ISO感度100という数値が表示されている写真

赤枠内がISO感度。 この写真ではISO100に設定されています。

 

ISO感度はISO100から

ISO感度の基準は、ISO100です。
ここから、200、400、・・・と数字が増えていきます。
カメラにもよりますが、
設定できる一番低い感度で撮るときが、画質も一番よくなります

同じ光の量だと仮定すると、
ISO200の設定の場合、ISO100の2倍明るく写すことができます。

逆にISO感度を下げると、
同じ光の量なのに暗く写るようになります。

ISO感度を上げる(数値を上げる)ことを増感

ISO感度を下げる(数値を下げる)ことを減感

と呼びます。

設定するにはどうするの?

設定するには、
カメラ上部の「ISO」ボタンを押してから、
ダイヤルを回すことで
ISO感度の数値を設定することができます。

ISO感度設定の説明1/3

 

ISO感度の設定を「オート」にしておくと、
普段のISO感度の表示は「A」と表示されて、
シャッターボタンを半押ししてピントを合わせたときに、
そのシーンの光量に応じたISO感度が設定されます。

ISO感度設定がオートの時

ISO感度設定がオートの時

 

※上記の写真を撮影したときは、P(プログラムオート)にしていたので
シャッターボタンを半押ししたときに、シャッタースピードとf値も設定されています

シャッタースピードとの関係を理解しましょう

ISO感度の数値を100→200にすると・・

デジタルカメラは、撮像素子に光が当たり、
その光を電気信号に変えることで写真を撮ることができます。

ISO感度を2倍にする(例えば100→200にする)と、
撮像素子の電気信号も2倍になります。
光の量が同じ場合、シャッタースピードは
2倍速くすることができることになります。

ISO感度とシャッタースピードの関係

 

ISO感度が低いということは、光に反応しにくい
ということなので、暗い場所で適正露出を得るためには
シャッタースピードを遅くして、光を多く取り込む必要があります。

シャッタースピードと光の量

 

暗いところで、遅いシャッタースピードで撮影するとなると、
手ブレや被写体ブレになるリスクが高まります。
ISO感度を上げることで
速いシャッタースピードで撮れるようになると、
手ブレや被写体ブレすることがなくなります。

そんなに手ブレしちゃダメなの??

これまで何度か
「シャッタースピードが遅いと手ブレ被写体ブレになってしまう」
と書いてきました。

被写体ブレに関しては、被写体が動く速さによって、
止まったように写せるシャッタースピードの限界があります。
シャッタースピードを遅くすればするほど、被写体のブレは大きくなります。
のんびり歩いている人を止めて写すことができるシャッタースピードで
かなり速く走っている人を撮ると、被写体はかなりブレます。

ブレていない写真と被写体ブレの違い

 

「ものすごく速く走っている人」
を撮りたい場合は、この表現方法が適切かもしれません。
被写体ブレの幅が大きいか小さいかで、スピード感が違ってきます。

ですが、「手ブレ」は、撮影ミス・失敗写真でしかありません。
『ちゃんとピントを合わせているのに、なぜかピンボケするんだよね。』
この場合は、シャッターボタンを半押ししてピントを合わせていても
シャッターボタンを全押ししたときに
カメラ自体が動いてしまって、手ブレしていることが考えられます。

ブレなしと被写体ブレと手ブレの違い
《ブレの見分け方》
Aは、被写体である歩いている人と背景にある植物がきちんと撮れています。
Bは、走っている人がブレて、被写体ブレになっています。背景の植物はブレていません。
A’は、歩いている人も植物もブレています。手ブレは写真に写るもの全てがブレてしまいます。

手ブレをしないためには、基本のカメラの構え方を身につけましょう。
決して難しい技術ではありません。
(かなり暗い場所では三脚を使うことをおすすめします)

カメラ本体右側のグリップ部分を右手でしっかり持って、
右手人差し指はリラックスしてシャッターボタンの上に添えます。

左手は、レンズの下からそっと添えて、
左手親指と人差し指(もしくは中指)で
レンズのズームリングを調節しましょう。
左手はほとんど力を入れません。
時々、左手の親指が下を、他の指が上を向く感じにして
レンズを持っている方がいます。

一眼レフは、カメラ本体とレンズそのものにある程度の重さがありますので、
左手は手のひらを上向きにして下から支える方が
カメラ自体がより安定するのでおすすめです。

シャッターを切るときは
少しの力でシャッターボタンを押せば大丈夫です。
『シャッターチャンスを絶対モノにするぞ!』
と力みすぎると、シャッターボタンを全押ししたときに
カメラ自体が動いてしまうことがあります。
そうなると、手ブレ写真になってしまいます。
シャッターボタンを半押ししてピントを合わせた後、
そのまま優しくシャッターボタンを押せばOK。
優しく、がポイントです。
息をゆっくり吐きながらシャッターを切れれば、さらによし!!
シャッターチャンスへの集中は保ちつつ、
体と心はリラックスしましょう。

基本のカメラの構え方は、決して難しい技術ではありません。
ですが、とてもとても大切な基本でもあります。
慣れないうちは難しく感じるかもしれません。
最初は誰もが初心者です。私もそうでした。
根気強く無意識でできるレベルまで体に染み込ませてください。
意識せずに基本の構え方ができるようになったら、
もうこっちのモノですよ!

ISO感度の上げすぎに注意!

ISO感度を上げて撮ると手ブレや被写体ブレが防げるので
『暗いところはどんどんISO感度を上げて撮ればいいじゃん!』
と考えるかもしれません。

ですが、
ISO感度を上げすぎると
写真が粗くなって画質が悪くなるのです。
テレビなどで、夜空いっぱいに広がるオーロラや
夜中に田畑を荒らす動物の様子を捉えた映像を
見たことはありませんか?
美しいオーロラや動物の様子はわかりますが、
画面全体の画質がとても悪いですよね。

これは、ISO感度を上げて
電気信号が2倍・3倍・・となる際に、
ノイズも2倍・3倍・・と増幅されるからです。
これはどのデジタルカメラでも起こります。
ISO感度の上げすぎには注意しましょう。
写真全体が粗くなり、画質が悪くなります

こんな場合にISO感度の設定を変えてみましょう

ISO感度を上げて撮る

手ブレや被写体ブレを防ぎたいとき

ISO感度が低いと、
撮像素子が反応する光の量が少ないため、
シャッタースピードを遅くしないと適正露出で写真が撮れません。
シャッタースピードが遅いと、
撮影者の手ブレや被写体ブレが発生しやすくなります。
その場合は、ISO感度を高くすると、
シャッタースピードを速くすることができるので、
ブレのない写真を撮ることができます。

絞り(f値)を絞り込みたい

絞り(f値)を絞り込んで、
被写界深度を深くして(全体的にピントを合わせて)撮りたいときは
光の量がどうしても少なくなります。
その少ない光を、シャッタースピードを遅くすることで
補って適正露出を得なければ、
ちょうどよい色味や明るさで写真を撮ることができません。
手ブレや被写体ブレをを防ぎつつ、
適正露出を得るためにISO感度を上げて撮る、という方法があります。
三脚が使えるなら三脚を使いましょう。
場所によっては、三脚の使用が禁止、
もしくは制限されていることがあります。
撮影の際は、ルールをきちんと守りましょう。

暗い場所(少ない光量)で明るく撮りたいとき

『暗いなら、フラッシュを使えばいいんじゃないの?』
その方法ももちろんアリです。
暗いところでフラッシュを使って撮ると、
フラッシュの光が届く部分と届かない部分の明暗差が出て、
ちょっと不自然な仕上がりになることがあります。
ここでISO感度を上げると、フラッシュを使わなくても、
写真に写る範囲全体を自然な明るさで撮ることが
できるようになります。

ISO感度を上げるメリット

暗い場所でもシャッタースピードを
速くすることができるので、手ブレしにくくなります。
せっかくピントを合わせても手ブレしてしまったら、
全体的にぼやけてしまって、
何を撮りたかったのかわからない写真になってしまいます。

ISO感度を上げるデメリット

写真全体がざらざらとした感じになります。
今のカメラはかなり画質がよくなっているので、
どのくらいISO感度を上げるとどのくらいノイズが出るのか
試してみてもよいと思います。

ISO感度を下げて撮る

明るい場所や状況で開放f値で撮りたいとき

背景をぐっとぼかした写真を撮りたい場合は、
開放f値(もしくはそれに近いf値)を使います。
日中充分な明るさがある場合、
開放f値で光をめいっぱい取り込んでいるので
シャッタースピードを速くして
光の量を少なくしたいところです。

場合によっては、
シャッタースピードがカメラが持つ性能の
上限を超えてしまうことがあります。
そうなると、適正露出が得られなくなります。
ここでISO感度を下げることで、
適正露出を得られるシャッタースピードで
撮ることができるようになります。

ISO感度を下げるメリット

ISO感度が低いと、ざらざらとしたノイズがなく
キレイな画質で撮影できます。
風景写真などで、近景も遠景も
キレイな画質で撮影したいときに向いています。

ISO感度を下げるデメリット

暗い場所での撮影では、
どうしても手ブレのリスクが出てきます。
あくまで私個人の目安ですが、
基本のカメラの構え方ができていても
シャッタースピードが1/30秒よりも遅くなると、
手持ち撮影ではブレが出てしまいます。
シャッタースピードが非常に遅くなると、
呼吸することによって肺が膨らんだり小さくなったり・・
という動きも手ブレになります。
手ブレしないように力みすぎても、ブレてしまうこともあります。
三脚が使える場所であれば、三脚の使用が必須ですね。

ISO感度のおおよその目安

ISO感度を設定する際のおおよその目安です。
ご自身でも試してみて、
カメラ&写真をもっともっと楽しんでくださいね!

ISO AUTO
スナップ撮影など
シャッターチャンスを優先したいとき
(シャッタースピードやf値を考える暇がないとき)
被写体の動きが速かったり、予測不能なとき
例:元気なペットやお子様、飛行機、高速で動くもの

ISO 100~200
画質が最も良い
(シャッターチャンスをじっくる狙えるとき)
・三脚を使った風景写真
・明るい屋外での手持ちのスナップ撮影

ISO 400
画質の良さと適度な背景ボケが得られる
・明るい屋内での手持ちのスナップ撮影

ISO 800
手ブレを抑えて撮影できる
・暗い屋内での手持ちのスナップ撮影

ISO 1600~3200
画質が気になってくるが手ブレを防ぎたい
(光の量は少なめだけど、動きを止めて撮りたいとき)
・屋内のスポーツ撮影
・星空撮影

 

 

 

カメラ初心者さん向け!
絞りとは?f値とは??ISOとは???
わかりやすく解説します!

「絞り」って、知っておかなきゃダメですか?!

デジカメを手にしたばかりのカメラ初心者さんは、
この「絞り」や「f値」の数字を見ると、

『なに、この不規則すぎる数字は?
やっぱりシロウトには難しい!!』

と思う方もいるかもしれません。
でも、大丈夫!そんなに難しく考えないで。
全ての数字を丸暗記しなきゃいけないわけではありませんから。

じ・つ・は・・・

この「絞り」の数値が写真の仕上がりをかなり大きく左右します。

全体にピントが合った風景写真や、憧れの背景が大きくボケた写真、
あなたもそんな写真が撮れるようになりますよ。

「露出」って何?

「露出」という言葉を聞くと、
女性だと少し肌を見せるファッションが思い浮かぶかもしれませんね(オフショルダーニットとか)。
他には、『この面白い芸人さん、露出が増えてきたなあ』
この場合だと、露出=テレビ出演という意味になりますね。

カメラ用語としての「露出」とは、
写真を撮るときにカメラに取り込まれる光の量のことです。

写真を撮る際に光はとても重要です。

レンズを通してカメラの中に光を取り込んで、その光をイメージセンサーに照射して、
シャッターボタンを押すことでSDカードに写真が保存されます。
一眼レフ内部構造
一眼レフ内部構造、撮影時の状態
光の量が多いと明るい写真になり、少ないと暗い写真になります。

光の量が多すぎると、露出オーバーとなります。
修正できないほどの状態になると、明るすぎる失敗写真になります。

逆に光の量が少なすぎると、露出アンダーとなります。
修正することができないレベルだと暗すぎる失敗写真になります。

ちょうどいい光の量を設定して撮ると、ちょうどよい明るさ・色合いの写真に仕上がります。

写真の明るさと暗さ

この“ちょうどいい光の量”を決定づけるのが、

絞りf値)」と「シャッタースピード」と「ISO」なのです。

順を追って解説していきますね。

 

「絞り」って何?

レンズを通る光の量を調節している穴のこと絞りといいます。

カメラのレンズはこの穴の大きさを自由に変えることができます。
レンズによって一番大きい穴と一番小さい穴は変わります。

穴が大きいと光をたくさん取り入れることができますし、
穴を小さくすると光の量は少なくなります。

人間の目でいうと瞳孔の役割を持っています。

人間の目は、明るいところでは瞳孔は小さくなり、暗いところでは瞳孔は大きくなって
網膜に入る光の量をコントロールしています。

絞りの穴が一番小さい状態を「絞り込む」、

絞りの穴が一番大きい状態を「開放」という言葉を使ったりします。

「f値」って何?

f値」とは、絞りの穴の大きさを表す単位のことです。

f値が小さいと絞りの穴は大きくなり、f値が大きいと絞りの穴は小さくなります。

『数字は小さいけど絞りの穴は大きい?
逆に数字が大きくなると、絞りの穴は小さくなる?
なんかこんがらがるよー!!』

私がカメラを持ち始めた時と同じ反応をしている方がいるかもしれません。

あまり考えすぎずに、肩の力を抜いて下さいね(^-^)/

f値の配列について

f値の配列と穴の大きさを図で表すと先程の図のようになります。

この数字を丸暗記する必要はないので、安心してください。

穴の大きさを小さくすることを「絞る」、
大きくすることを「開ける」といいます。

先程ちらっと出てきた「開放」という言葉。
「開放f値」ということもあります。

これはレンズの絞りを最大のところまで開けた時のf値のことです。
(レンズによって異なります)

この数字が小さいほど「明るいレンズ」という言い方をします。

f値が不規則な数字になっているのはなぜ?

f値は、レンズの焦点距離をレンズの直径(有効口径)で割った数字のことです。

あ、『算数が苦手!(> <;;)』という方は、さらーっと読んでください。

光の量は、穴の直径ではなく面積で決まります。

直径が1/2になると面積は1/4になります。

そのため、f値は不規則な分かりにくい数字が並んでいるのです。

『なんだか覚えにくい・・・やっぱりいいカメラは敷居が高いよ~』

この数字を丸暗記する必要は全くないですよ。

「絞り」は写真の仕上がりにかなり大きく影響します!

絞りのことがわかると、
もっとカメラを楽しむことができるようになります!

もう少しお付き合いくださいね。

「被写界深度」って何?

『もう!また難しい言葉が増えた~』と思ったかもしれません。

被写界深度」とは、
とても簡単に言うとピントが合う範囲のことです。

f値が変わると写真のぼけ方が変わる!

f値を大きくして撮ると・・・

f値が大きい(絞りを絞る=穴の大きさが小さくなる)と
被写界深度が深い(ピントが合う範囲が深い)。

f値を小さくして撮ると・・・

f値が小さい(絞りを開ける=穴の大きさが大きくなる)と
被写界深度は浅い(ピントが合う範囲が浅い)。

f値と被写界深度の関係

 

代表的なf値

このf値だとこんな感じに撮れる、というおおまかな目安をお伝えします。

ご自分のカメラをお持ちの場合は、
実際にシャッターを切ってみて写真の仕上がりを見比べてみてくださいね。

シーン別おすすめのf値はこれ!

f1.4~2.8 背景を大きくぼかしたい、暗いところで撮りたい

開放f値に近づければ近づけるほど、
ピントが合ったポイントの前後はぼけるようになります。

プロが撮ったような背景がふわっとボケた写真に近づきますよ。

この時注意してほしいのは、
絞りを開けるとピントが合う範囲が狭くなる(被写界深度が浅くなる)ので、
ピント合わせは確実に行いましょう。

撮りたい主役とは違うモノにピントが合ってしまうと、
とても残念なことになってしまいます。

f4~5.6 シャッターチャンスをモノにしたい

撮りたいものにはしっかりピントが合い、背景は程よくボケる感じになります。
キットズームレンズの開放f値がおおよそこの範囲です。

f8~11 風景をダイナミックに撮りたい

風景写真は全体的にピントを合わせて撮ることが多くなります。
絞りを絞るとカメラに入ってくる光の量が少なくなるので、
シャッタースピードを遅くして光の量を補います。

シャッタースピードが遅くなると手ブレが起きやすくなります。
手ブレしないように三脚を使用しましょう。

f14~22 ぼかさずに撮りたい

パンフォーカス」という言葉を聞いたことがありませんか?

パンフォーカスとは、手前から奥まで、
近くのモノから遠くのモノまで全体的にピントが合っている状態をいいます。
このパンフォーカス写真を撮りたいときに使います。

 

「シャッタースピード」って何?

その名の通り、シャッターを切るスピードのことを言います。

シャッタースピードが速いと

水の流れや人の動きを止まったように撮ることができます。

被写体が動いても被写体の動きよりも早いシャッタースピードであれば、
比較的ブレにくくなります。

ただ、シャッターが切れるわずかな瞬間に
撮影者や持っているカメラが動いてしまうとブレてしまうことがあります。

正しいカメラの構え方ができていれば、この心配はなくなります。

元気に動き回るお子様やペットを撮りたいときは、
シャッタースピードが速い方が適していると言えますね。

シャッタースピードが遅いと

水の流れや光の軌跡を繋がっているように撮ることができます。

シャッタスピードをぐっと遅くして1/4秒でシャッターを切ると、
「カッ・・・・シャン」
というシャッター音になります。
この音の間に動くと、手ブレ写真になります。

スローシャッターで撮影したいときは、三脚で固定して撮ることをおすすめします。

場合によっては、三脚が使用できないことがあるかもしれません。
その時は、壁や柱に自分の体の一部をつけて構えるなど工夫してみましょう。

昔、教科書に載っていた星空の写真を覚えていませんか?
南の空は北極星を中心に星の光が円を描いて、
東の空と西の空は斜めに星の軌跡が写し撮られていましたね。

あの写真は「バルブ」という機能で撮影されています。
夜景や天体観測などの長時間露光で撮影するときに使います。

シャッタースピードのダイヤルをバルブ(B)に合わせると、
シャッターボタンを押している時間だけ
露光(=カメラの中に光を取り込むこと)され、
シャッターボタンを離すとシャッターが閉じます。

三脚は必須です。

シャッターボタンを手で押すと、
押した振動でカメラ自体が動いてしまう恐れがあるので
リモートスイッチという別売の付属品を使います。

 

「ISO」とは?

『ISO45001やISO9001は聞いたことあるよ!』という方がいるかもしれません。

ISOとは「国際標準化機構」のことを言います。
デジタルカメラの撮像素子がどのくらい光に反応しやすいか
を数値で表したものです。

ちなみに、ISO45001はISOマネジメントシステムの中の
労働安全マネジメントシステム、ISO9001は品質マネジメントシステムですね。

私も以前、当時の職場で取り組んでいたことがありました、懐かしい。

気を取り直して、本題に戻りましょう!

 

ISOとは、光に反応する度合いのこと

「ISO感度」ともいいます。

カメラにもよりますが、基本はISO100からです。

同じ光の量を取り込んでも、ISOの数値が小さいと光にあまり反応しません。
逆にISOの数値が大きいと、少ない光の量でも撮影できます。

暗い場所での撮影では、ISOの数値を大きくすることが多いです。

私が持っているカメラEOS 80DはISO16000までありますが、
実際に使うのはISO800くらいまでですね。

というのも、ISOの数値を大きくすると
撮影画像のザラつき感(ノイズ)が増して、
画質が悪くなってしまうのです。

このISOもオートに設定することができます。
最初のうちは、ISOはカメラにお任せしましょう。

だんだん感覚が掴めてきたら、自分で設定してみましょう。

ISO感度と明るさの変化

まとめ

写真を撮るためには、
被写体に合った最適な光を取り込むことがとても重要です。

被写体に合った最適な光は

・絞りという穴の大きさ

・シャッタースピードという光を取り込む時間

・ISOという光に反応する度合い

この3つで決まります。

最初のうちは、言葉自体が難しかったり、
慣れないことの方が多いと思います。

ご自分のカメラがある方は
このページの内容や写真を参考にして、
実際に撮ってみてください。

同じ被写体を、シャッタースピードや絞りを変えて撮ってみることで、
学びと実践が化学反応を起こして
もっともっと写真が楽しくなりますよ!

カメラ初心者さん向け!
カメラを選ぶ基準と
押さえておきたい撮り方のコツ

さあ、一眼レフを買うぞ!と思い、カメラ売り場へ行くと・・・
たくさんのカメラが並んでいてあちらこちらに目移りしてしまう。

一眼レフカメラやミラーレスカメラ、安いものもあれば高いものもある。
重量感があるものや、コンパクトで軽そうなものも・・・。

今までスマホで撮っていたけど「一眼レフ」を初めて使う人、
売り場で「ミラーレスカメラ」を初めて知った人もいると思います。

『「ミラー(鏡)」が「レス(無い)」って
どういうこと?ちゃんと写真撮れるの?
いいお値段するのに・・・。
売り場でカメラのカタログをもらっても
難しい用語ばかりで全っ然わかんない!!
一体どのカメラがいいの!?』

そんなあなたのために、できるだけわかりやすい言葉で解説していきます!

最近よく耳にする
一眼レフ」と「ミラーレス」の違いは何?

ミラーの有無とファインダーの違い

内部構造の話になりますが、一眼レフはカメラの中にある
鏡(レフ)にレンズから通ってきた像を反射させて
「光学ファインダー」を通してその像を見ています。
ファインダーから見える景色をリアルタイムで確認できるため、
「今だ!」と思った瞬間にシャッターボタンを押すことができます。
ただ、カメラ内部の構造が複雑なため、
カメラ自体の重量が重くなります。

重量と大きさの違い

カメラ売り場で、「一眼レフ」と「ミラーレス」を
実際に見た方はわかると思うのですが、
大きさが明らかに違うことがわかります。

「ミラーレス」は、前述の鏡(レフ)がないため、
カメラ自体がコンパクト。
手軽に持ち歩けるのは「ミラーレス」最大のメリットといえます。
ミラーレスの内部構造

「一眼レフ」は重くてかさばる、というわけではありません。
持ちやすいグリップや広々と配置されて見やすい操作ボタンによって、
撮影に集中できるつくりになっています。
モデルによっては雨に強いものもあり、より安心して使うことができます。
一眼レフの内部構造

イメージセンサーの大きさの違い

『画質のいいカメラが欲しい・・・でも、どこを見たらいいの』
と考えているあなたへ。
一眼レフやミラーレス、スマホには
「イメージセンサー」というモノが内蔵されています。
人間の眼でいうと、網膜の役割をしています。
レンズから入ってきた光が、イメージセンサーに届いて、
像(写真)として写り、
シャッターボタンを押すことによって保存されます。
イメージセンサーには、以下のような大きさの違いがあります。

  • フルサイズ

上位機種に搭載されている縦24×横36㎜のセンサー
(フィルムのサイズと同じ)。
他のサイズのセンサーよりも、画質、ぼけ味、色や明暗の
階調表現は群を抜いています。
カメラ本体のお値段はお高くなることが多いです。

  • APS-C

センサーサイズの大きさは縦16.7×横23.4mm、
デジタル一眼レフにも搭載されています。
背景をぼかす一眼レフならではの撮り方が楽しめます。

  • フォーサーズ

センサーサイズの大きさは縦13×横17.3㎜
(フルサイズの3/4)。
レンズ交換ができるカメラで一番小さなサイズです。
その分、カメラ本体やレンズを小型軽量化できるので、
写真を撮りたいときにサッと取り出しやすいカメラを
探している方におすすめです。

交換レンズのラインアップの違い

一眼レフもミラーレスも、レンズ交換することで
いろいろなシーンに合わせた撮影が可能です。
お花にぐっと近づいて撮ったり、
雄大な景色を画面いっぱいに撮ることも可能です。
注意点としては、「マウント」と呼ばれる規格が合わないと
レンズをカメラ本体に取り付けることができません。

見た目に近い状態で撮れる「標準レンズ」、
風景や集合写真を撮るなら「広角レンズ」、
遠くの被写体をアップにして撮りたいなら「望遠レンズ」、
撮影シーンに合わせてズームできる「ズームレンズ」など、
撮りたい被写体に合わせて選んでみましょう。

ミラーレスは持ち運びしやすい!
いつでもどこでも一眼画質を楽しめる

ミラーレスカメラは「ミラー」や
「光学ファインダー」がないという構造上、
コンパクトかつ軽いモデルが多いです。
おでかけして、撮りたいシーンに出会ったら
すぐにカバンから取り出せます。

ただ、一眼レフと比べると電池の消耗が早くなります。
撮影する際に常に液晶モニターを使うので、
電池への負担が多くなります。
(一眼レフは、光学ファインダーから直接
 撮りたいシーンを見ながら撮影するので、
 その分電池に負担をかけずに済みます)

もし予算があるなら、念のため、
予備バッテリーを持っておくと安心です。

一眼レフは本格志向!
動く被写体を確実に狙うなら一眼レフ

一眼レフは、レンズから入ってきた被写体(像)を
カメラ内の「ミラー(鏡)」に反射させて、
ファインダー越しに覗く「光学ファインダー」という仕組みです。

液晶モニター越しに見るよりも
光学ファインダーで直接被写体を見られるため、
「今だ!」と思った瞬間にシャッターボタンを押せます。

シャッターチャンスを確実にモノにするためには、
わずか1~2秒のタイムラグが相当なストレスになります。

ただ、この構造を持つため、
カメラ本体は大きく重くなる傾向にあります。
個人的には、ある程度の重さがあった方が手にしっくりなじんで、
カメラを構えた時も姿勢が安定します。

重さを毛嫌いするのではなく、カメラ売り場で
実際に手に持ってみることをオススメします。

ミラーレスは撮影する際、
被写体を液晶モニターに常に表示させ続ける構造ですが、
一眼レフは光学ファインダーで確認する構造なので、
その分電池が長持ちします。
構造上、一眼レフのほうが
一回の充電で比較的長時間撮影できます。

自分に合っているのはどっち?

ミラーレスカメラ向きな人はこんな人

・撮りたい時にサッと取り出したい
・スマホ以上のクオリティの写真を撮りたい
・普段からカメラを持ち歩きたい
・光学ファインダーにこだわらない

一眼レフカメラ向きな人はこんな人

・シャッターチャンスを確実にモノにしたい
・本物志向、本格派
・高画質な写真を撮りたい

カメラを持ったらさっそく撮影!
押さえておきたい撮影テクニック6つをご紹介!

その1 オートもいいけどそれ以外のモードを使ってみよう

念願の一眼レフゲット!
実は難しい設定がわからなくても、
オートモードにしてシャッターを切れば、
高画質の写真が撮れるには撮れます。

しかしオートモードばかり使っていると、
細かい設定はカメラ任せになります。
オートモードはカメラが自動で撮りたい被写体を認識して、
被写体に合わせた設定を選んでくれます。

せっかく、せっかく一眼レフを手に入れたのだから、
オート以外のモードを使えるように練習していきましょう。
オート以外のモードを使いこなせるようになると、
もっともっと写真が楽しくなりますよ!

『えええ!?何をどうやればいいの??』

そんなアナタに、わかりやすくご説明していきます。

PとA(Av)で撮ってみよう

オート以外のモードには、

P「プログラムオート」
A(Av)絞り優先AE
S(Tv)シャッタースピード優先AE
があります。

まずは、P「プログラムオート」、
A(Av)絞り優先AEで撮ってみましょう。

AEとは・・・?

英語 Automatic Exposure 露出を自動で行う機能の事。
Automatic=自動 Exposure=露出、暴露

露出とは・・?

撮りたい被写体に合わせて
光の量を調整することをいいます。
シャッタースピードと絞りの組み合わせによって
写真の仕上がりが変わります。

そもそもPモードって何?

「P」とは「プログラムオート」のことです。
写真を撮る時のシャッタースピードと
絞りをカメラが決めてくれます。

あなたは構図を決めてシャッターボタンを押すだけ。
難しいことはカメラにお任せして、
シャッターチャンスに集中できます。

A(Av)って何?

「Av」とは「Aperture Value」の略です。
(Aperture=口径 Value=値)

絞りは撮影者が決めて、シャッタースピードは
カメラにお任せする撮影モードです。
絞りの値は、レンズを通してどれだけ光を取り込めるかを
f値」という数値で表しています。

f値が1.4~4だと
背景がふわりとぼけた写真が撮れます。

f値が8~22だと、
被写体と背景全体にピントが合った写真が撮れます。

その2 写真の明るさを変えてみよう

一眼レフで撮ったのに、写真の仕上がりが暗かったり、
逆に明るくなったりしたことがありませんか?
そんな時は明るさを変えてみましょう。
先に出てきたf値やシャッタースピードといった
難しいことを触らなくても調整できますよ。

露出補正って何?

カメラの背面モニターやファインダーをのぞいた時の下の部分に、
数字と目盛りがあると思います。これで明るさを調節できます。
露出レベル表示
右側に調節すると写真の仕上がりは明るくなり、
左側に調節すると写真は暗くなります。

今のカメラはとても頭が良くて、
カメラお任せでも十分素敵な写真が撮れます。

ただ、逆光だったり、お天気が良すぎて
明るい部分と暗い部分の明暗差が大きいといった場合は、
「こう撮りたい」というあなたの思いと
カメラの判断にズレが生じることがあります。

すぐに撮影した画像を確認できるのが
デジカメの良いところです。

「もう少し明るい(暗い)方がいいなあ」と思ったら、

露出を調節してみましょう。

適正露出って何?
適正ならば特に何もしなくてもいいんじゃない?

目盛りのちょうど真ん中の「0(ゼロ)」がいわゆる適正露出です。
私のこれまでの経験上、適正露出だと
写真の仕上がりはほんの少し暗いイメージです。
(あくまで私個人の感じ方です)

森や林の木々などを順光で撮ると、
緑というよりは黒に近い色味になるように思います。
杉のような針葉樹だともともとが暗い緑なので
さらに黒っぽくなる印象があります。

あくまで、カメラが判断した適正露出ということです。

撮影画像をこまめに確認して、
カメラの判断があなたの仕上がりイメージとかけ離れていないか、
確認しながら撮影することをおすすめします。

露出補正ってどうやるの?

まずは-1から+1の範囲で撮ってみよう
明るく撮りたいときはプラス補正

目盛りをよく見ると、0(ゼロ)と1の間に小さい点が2つあります。
プラス1/3、プラス2/3、プラス1、という意味です。

数字が大きくなるほど明るい仕上がりになります。

暗く撮りたいときはマイナス補正

少し暗めに撮った方が雰囲気が出るシーンもあります。
目盛りを見ると、左側の1と0(ゼロ)の間にも小さい点が2つあります。
左からマイナス1、マイナス2/3、マイナス1/3、となります。

数値を左側にするほど写真の仕上がりは暗くなります。

露出補正して撮影した写真

私はお天気が良い日の野外で撮影するときは、
マイナス補正にすることが多いです。
露出補正なしで風景を撮ると
空に浮かんだ雲が「白飛び」することがあるからです。
白飛びすると、写真に色のデータがないので
あとでパソコンでどれだけ補正しても直すことができません。
少し暗めに撮っておくと、雲の様子もきちんと撮ることができます。

その3 背景をぼかしてみよう

一眼レフの醍醐味といえば、やはりコレですよね!
主役の被写体にはしっかりピントが合っていて、
背景はふわりとぼけて・・・

写真集やカタログに載っていそうな写真。
実は背景をぼかした写真は、
とてつもなく難しいことをして撮っているわけではないんです!

その方法を4つご紹介しますね!

ボケのある写真を撮る4つの撮影テクニック

基本は4つです。
主役の被写体にぐっと近づいて、
主役と背景はできるだけ離して、
ズームレンズであればワイド(広角、広い範囲が写る)ではなく
ズーム(望遠、アップにする)にして、
お手持ちのレンズの一番小さいf値にして撮りましょう。

①主役の被写体にぐっと近づく

主役の被写体に近づくと背景がぼけやすくなります。
撮影者であるあなたから見て、
主役と背景が同じような距離にあると
どちらにもピントが合ってしまいます。

②被写体と背景の距離を思いきり離す

ピントが合ったところから
離れていくと少しずつぼけていきます。
背景をぐっとぼかしたいなら、
ピントが合ったところとぼかしたい背景を
ぐっと離せばよいわけです。

③レンズの望遠側で撮る

ズーム(望遠側、狭い範囲が写る)にするほど
ぼけやすくなります。

ワイド(広角、広い範囲が写る)だと
全体的にピントが合いやすくなるので、
背景をぼかしたい場合は不向きです。

④f値が小さいと特によくボケる

A(Av)モードにするとf値を変えることができるので、
お手持ちのレンズの一番小さいf値にしてみましょう。

レンズによって一番小さいf値は変わりますので、
お手元のレンズを確認してみてください。
入門用カメラについてくるキットレンズだと
3.5や4、5.6くらいです。

手前に水仙、奥に猫1

上の写真は、シャッタースピード1/250秒、f値は6.3、
焦点距離52㎜、ISO250で撮影したものです。
手前の水仙にぐっと近づいているので、
奥にいる猫がいい感じにぼけて写りこんでいます。

その4 構図を工夫してみよう

構図を意識するだけで写真が変わる!

何も考えずにシャッターを押すとなんだかイマイチ・・・
そんな場合は構図を意識してみましょう。

写真の限られた面積の中に
被写体をどのように配置するかで仕上がりが変わります。
実はそんなに難しくないんですよ!

センスがある人しか写真は撮っちゃいけない、
そんな風に思っているならぜひ覚えましょう!

あなたにも素敵は写真は撮れるんです!!

まずは「三分割構図」で撮ってみよう

構図の基本中のキ、ですね!
縦と横に三分割して、線が交わる部分に
主役の被写体を配置する方法です。

厳密でなくても大丈夫、おおよそで♪

何も考えずにシャッターを切った写真より、
センスよさげに撮れますよ。

白猫と三分割構図

「対角線構図」はナナメを意識して

三分割構図は垂直と水平に分割しましたが、対角線構図ではナナメに分割しています。ナナメのラインを意識して撮ると、また違った仕上がりになりますよ。

雪をかぶったピンクの花
白い小花と対角線構図

 

 

その5 鮮やかな仕上がりにしてみよう

デジカメよりもスマホの写真ほうがきれいに見える!?

実はスマホは、最初から写真の色が濃いめだったり、
メリハリが出るような設定になっています。

一眼レフで写真を撮ってみて、

『あれ?一眼レフで撮るより
 スマホの写真の方がきれいな気がする』

と思ったことがある人もいるかもしれません。

一眼レフで撮った写真の方が
被写体の色を忠実に写しているのです。

鮮やか&メリハリのある写真にしてみよう

せっかく一眼レフで撮ったのに
色味がくすんでてイヤだ・・・というあなた。

カメラの「仕上がり設定」を触ってみましょう。

この設定の中の「風景」にするだけで、
写真の色が濃く鮮やかになります。
私のカメラ「キヤノンEOS 80D」だと、
「ピクチャースタイル」の「風景」になります。

ただ、色が濃くて鮮やか=良い写真、
というわけではありませんので、
あまりやりすぎない程度に調節してみてください。

その6 写真の色を変えてみよう

最近のカメラは、
オートホワイトバランスに設定しておけば、
見たままの色味で写真に残してくれます。

その日の気分で、色そのものを変えて楽しむ撮り方もできます。
※オークションサイトに出品する際の商品写真の場合は、
 被写体の色味を忠実に写した方が良いです

写真の色を変えるには「ホワイトバランス(WB)」を変えてみましょう。

太陽光、蛍光灯、曇りでこんなに変わる!

基本は太陽光モードです。
自然な見た目での写真の仕上がりになります。

白色蛍光灯モードだと、
写真が青みがかったクールな仕上がりになります。

曇りモードでは、
赤みがかった温かみのある色になります。

ホワイトバランスって何?

ホワイトバランスとは、
白いものを白く写す機能です。

初期設定は
オートホワイトバランスになっていると思います。

このままでも十分自然な色味で
撮影を楽しむことができます。

カメラで撮ると、全体的に赤みがかったり
青みがかったりすることがあります。

これを「色かぶり」といいます。

このホワイトバランスで
カメラがこの色味を補正してくれています。

人間の目で見ると、
太陽光の下でも蛍光灯の下にあっても
白いものは白く見えます。

これは人間の目が
順応性を持っているからなのです。

まとめ

カメラの選び方や撮り方など、
いくつかポイントをご紹介してきました。

いざカメラを買おうと思ってネットで調べてみても、
難しい専門用語ばかりでちんぷんかんぷん・・・
よくあることだと思います。

購入前にカメラのすべての性能を
把握しないといけない!
なんてルールはありません。

まずは、このページでお伝えしたことが
わかっていればカメラ初心者さんでも楽しめます。

私が最初にカメラを手にしたときは仕事だったので、
好きか嫌いか、を考えたこと自体ありませんでした。
それでお給料を頂いていたわけですから。

でも、今こうして写真サイトをつくっているなんて・・・
自分で思っていたよりも
結構写真が好きだったんですね(笑)

写真ってとても楽しいですよ!
デジタル機器やSNSも
どんどん便利になっていますから、
ぜひカメラライフを楽しんでほしいです!!

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